こんにちは。
SPACでは、先週末、「秋のシーズン2013」が始まり、
その第一弾である
『愛のおわり』公演を盛況のうちに終えることができました。
ご来場いただいたみなさま、ありがとうございました!
さて今日は、
「秋のシーズン」第二弾、SPAC新作
『サーカス物語』をご紹介します。
ミヒャエル・エンデの描いた「もうひとつの『モモ』」
現代を生きる我々がほんとうに「守らなくてはならないもの」とは?
『サーカス物語』
演出:ユディ・タジュディン (俳優・スタッフ一同の構想に基づく)
作:ミヒャエル・エンデ
訳:矢川澄子 (岩波書店刊『サーカス物語』より)
出演:SPAC
■会場 静岡芸術劇場
■公演日時 10月19日(土)、20日(日)、26日(土)、27日(日)、11月2日(土)、3日(日) 各週土曜15時開演、日曜14時開演
※中高生鑑賞事業「SPACeSHIPげきとも!」10月15日(火)~11月1日(金)
『南十字☆路』から3年、インドネシアの俊才ユディ・タジュディン
想像力こそがすべてを変える!
静岡芸術劇場のカフェに東南アジアの雑踏を現出させた、テアトル・ガラシの
『南十字☆路』は記憶に新しい。俳優が口々に喋る言葉はモンスーンのように予測不能な熱と可変性を帯び、身体はそれこそサーカスの舞踊手のようにエネルギッシュでキレていた。観客はみな「この作品は一体どのように作られたのか」と魅惑された。秘密は先端の技術を駆使して「今」を描きながら、古典への造詣を持ち人類への愛を忘れないユディの作品づくりにある。それはSPACの俳優たちを刺激し、誰もみたことのない「想像力の物語」がここに生まれるだろう。
ミヒャエル・エンデの描いた「もうひとつの『モモ』」
現代を生きる我々がほんとうに「守らなくてはならないもの」とは?
サーカスピエロのジョジョのつくり話から生まれたジョアン王子の「明日の国」は、王子自身に捨てられて荒廃し、大蜘蛛アングラマインの支配下にある。記憶を失いさまよっていた王子とエリ王女は、今日の国(現実)でお互いをみとめ合い、自分の世界を取り戻しにいく…。ジョジョの語るファンタジーと「劇中劇」にあなたは何を見るだろう。それは合わせ鏡のように想像を超えた奥行きをもって、まだ見ぬあなた自身の顔を映すかもしれない。日本の「禅」思想に関心をよせていたと言われるエンデの言葉は、今わたしたちに必要なことを教えてくれる。
【あらすじ】
大都市のはずれの工場地帯。うらぶれたサーカスの一座が、工場を経営する会社から立ち退きを迫られている。そこへピエロのジョジョが持ち帰って来たのは、製品の宣伝をする劇団として会社と専属の契約を結ぶ、という悪くない話。ただし、知的障がいを持つ仲間のエリを追い出すことが条件だった。三年前、同じ会社の起こした公害でひどく汚染された地域でエリに出会ったことを思い出し、黙り込む団員たち。無邪気なエリはいつも通りジョジョに物語をせがむ。ジョジョはエリを王女様にしたつくり話を始めるが、その「物語」はやがて現実に入り込んで来る…。
◎プロモーションビデオ
終演後には、豪華ゲストをお迎えして、
宮城聰との
アーティスト・トークを開催します!
こちらもぜひお見逃しなく!
<ゲスト>
10/19(土)…
演出家ユディ・タジュディンによるスペシャルトーク(聞き手:宮城聰)
10/20(日)…
甲賀雅章 氏
(大道芸ワールドカップin静岡 プロデューサー、大阪国際児童青少年アートフェスティバル プロデューサー、バンコクSiam Street Fest プロデューサー)、
ユディ・タジュディン
10/26(土)…
木下唯志 氏
(木下サーカス株式会社 代表取締役社長)
10/27(日)…
司修 氏
(画家・作家)
11/3(日)…
北村明子 氏
(振付家・ダンサー、信州大学人文学部准教授)、
ユディ・タジュディン
バックステージツアー
「あの仕掛けはどうやって動かしているの?」「舞台裏を覗いてみたい!」
そんなお客様の声におこたえして、SPAC創作技術部スタッフが、日頃ご覧いただくことができない舞台裏を特別にご案内します。
10月20日(日)/27日(日)/11月3日(日)終演後
参加無料(※要予約)
***
◎チケット料金
一般4,000円/ペア割引7,000円(ひとり3,500円)
大学生・専門学校生2,000円/高校生以下1,000円
☆SPACの会特典のほか、ゆうゆう割引、グループ割引料金があります。
◎お申込み・お問合せ
SPACチケットセンター:TEL.054-202-3399
ウェブ:
http://www.spac.or.jp/ticket
詳しい公演情報は
こちら
ご来場お待ちしております!
Posted by SPAC at
13:18